ポケモンSV シーズン11 最高レート199X 最終952位レート1918 雰囲気サイクル

はじめまして。さくやと申します。
シーズン11では自己最高レートを大幅に更新することができました。負けてしまいましたが、2000チャレまで行くことができたため、備忘録として構築記事を書こうと思います。(以下常体)

構築経緯

 圧倒的素早さから圧倒的火力を相手に押し付けることができ、相手の安易な交代を許さない妖テラス眼鏡ハバタクカミが最強だと感じていたため、このポケモンから構築を組み始めた。

 初手に出てくることの多かった襷やスカーフを持っているウーラオスに対して安定した引き先となることができるゴツゴツメットカイリュー、ブーストエナジーや襷を持ったハバタクカミに対して安定した引き先となることができるキョジオーンを採用し、この3体を構築の軸とした。

 この3体では初手に出てくることが多い鉢巻飛行テラスカイリュー、ダイス鋼テラスカイリューなどの対処が難しいため、霊獣ランドロスを採用した。

 ここまでで見ることが難しいポケモンとして、パオジアン、サーフゴー、イーユイが考えられたので、スカーフ水ウーラオスチョッキイーユイを対策として採用して構築が完成した。

 

コンセプト

  • キョジオーン+カイリュー+詰めの受けサイクル
  • こだわり2体+クッションの攻めサイクル

個体紹介

  • ハバタクカミ

    持ち物:拘り眼鏡

    特性:古代活性
    テラスタイプ:フェアリー
    性格:控え目
    実数値:144(108)-54(A個体値0)-77(12)-196(188)-157(12)-179(188)
    ムーンフォースシャドーボール・パワージェム・滅びの歌

    HB:陽気パオジアンの不意打ち確定耐え
    S:最速オーガポン抜き
    C:余り全て

     破壊神。初手に出してテラスタルを切ってムーンフォースを押すと相手がそれだけで半壊することもしばしばあった。自信満々にカバルドンを後投げしてくる人や井戸オーガポンで対面テラスタルを切ることなく居座る人が多く、そのような試合ではeasy winを量産できた。相手の暁ガチグマが毒テラスタルであっても残飯型であればH252振り程度であれば対面押し切れる。H252振りサーフゴーも96%の乱数で落とせるため本当に安易な受け出しを許さない。
     数的有利をとった後の滅びの歌+キョジオーンの守るが相性が良く、何度も助けられた。また、低速ポケモンの積み展開やフワライドを始めとしたギミックに対しても有効に働くので、この技は必須であると感じた。竈オーガポン意識でパワージェムを採用したが、耐久に振られていると確定で落とせずステルスロックなどを絡める必要があるため、この技は10万ボルトやサイコショックなどに変更してもよいかもしれない。
     初手のウーラオス対面カイリューにひくことを心掛けていたが、スカーフでもないのに水テラス水流連打を押されることが多く、テラスムンフォどうしてるんだよ、と毎回叫んでいた。
  • キョジオーン
    キョジオーン
    持ち物:食べ残し

    特性:清めの塩
    テラスタイプ:毒
    性格:腕白
    実数値:207(252)-120-166(4)-*-142(252)-55
    塩漬け・ヘビーボンバー・自己再生・守る

    HD:特化(目安:ハバタクカミの特化眼鏡テラスムーンフォースが~92)
    B:余り

     不死身のポケモン。相手のハバタクカミやAキュウコン、テツノドクガなどに対して後投げして対戦のテンポをとっていく。ブーストエナジー型のハバタクカミであれば、一度だけ当たった身代わり・瞑想・地面テラバーストの型以外にはすべて後投げから対面勝てると思っている。
     ヘビーボンバーを採用していることで塩漬け+ヘビーボンバー+守るで甘える+痛み分けハバタクカミにも体力に余裕をもって対面突破することできる。身代わり・瞑想を持っているハバタクカミも塩漬けから入って身代わりが割れなくても、2回目の塩漬けで身代わりをはった後にもう一度身代わりをはってくることがほとんどなので、ヘビーボンバー連打で体力を半分ほど残して対面突破が可能である。
     眼鏡ハバタクカミだった場合は毒テラスタルを切ることでテラスムンフォも受かるようになるが、後投げした際には守る必要があるため守るのタイミングで相手にひかれるとHP管理ができなくなってしまうため、その点には注意していた。
     また、不意の身代わりや隠密マント持ちに何もできなくなってしまうため、そのあたりの見極めがこのポケモンをうまく扱っていくための必須技能であると感じた。このポケモンをもっとうまく使えるようになりたい。
  • カイリュー
    カイリュー
    持ち物:ゴツゴツメット

    特性:マルチスケイル
    テラスタイプ:フェアリー
    性格:図太い
    実数値:197(244)-138(A個体値0)-150(172)-120-120-112(92)
    エアスラッシュ・はねやすめ・電磁波・アンコール

    H:奇数で最大
    B:余り
    S:麻痺最速スカーフウーラオス抜き

     SV最強のポケモン。ウーラオスに対して安定した引き先となれるようにHBに厚く振り、ゴツゴツメットを持たせた。相手のウーラオスに後投げした時にパンチグローブを持っていないととても幸せになれる。マルチスケイルを盾にしながら無理やり電磁波を入れて、エアスラッシュを連打して対面突破が狙えるので最後まで希望を捨ててはいけない。
     相手の地面技や変化技をアンコールし、相手の裏のポケモンに電磁波を入れるという行動がとても強かったが、アンコールを一度見せた後はじゃんけんになるところが難しいポケモンだった。
  • ランドロス(霊獣フォルム)

    持ち物:オボンのみ

    特性:威嚇
    テラスタイプ:鋼
    性格:呑気
    実数値:191(212)-165-156(252)-*-106(44)-99
    地震・岩石封じ・蜻蛉帰り・ステルスロック

    H:8n-1かつ16n-1かつ奇数(ディンルーのカタストロフィ意識)
    B:特化
    D:余り
    S:無振りカイリュー抜かれ

     サイクルできる威嚇ポケモン。相手のカイリューやトドロクツキに対して後投げすることが多かった。環境にいたランドロスと比較してかなり物理方面に厚くふることで、役割対象のポケモンに複数回後投げすることが可能になった。後出ししたターンに龍の舞などで素早さを上げられた場合も、攻撃を耐えて岩石封じで素早さを下げて、素早さが上がっていない状態で蜻蛉帰りして裏のハバタクカミやウーラオスにつなげることで処理を狙うことができるのが強かった。
     環境に多かったいかさまダイススケイルショットカイリューには後投げして岩石封じを連打すると、Bが下がってることもあってオボン込みで逆に突破できる点も環境に刺さっていてよかったと感じた。
  • イーユイ
    イーユイ
    持ち物:突撃チョッキ

    特性:災いの玉
    テラスタイプ:ゴースト
    性格:控え目
    実数値:156(204)-76(A個体値0)-101(4)-190(140)-144(28)-137(132)
    火炎放射・オーバーヒート・悪の波動・カタストロフィ

    HD:暁ガチグマのテラス特化ブラッドムーン+真空波最高乱数切り耐え
    C:H252カイリューをカタストロフィ+悪の波動で確定
    S:準速サーフゴー抜き
    B:余り

     特殊での打ち合いには負けないポケモン。相手のサーフゴーやイーユイに対して受け出して、対面突破あるいは裏のポケモンを大きく削ることができるのが強かった。カイリュー後投げに対してカタストロフィ+悪の波動で突破きること、対面であれば火力アップアイテムを持っていない暁ガチグマに打ち勝つことができる点が非常に偉かった。
     相手視点はハバタクカミがブーストエナジーや襷、イーユイが拘り眼鏡を持っているようにも見えるため、打ち分けできない前提で立ち回られることもたまにあり、そのような試合ではeasy winを量産してくれた。
  • ウーラオス(連撃の型)
    ウーラオス
    持ち物:拘りスカーフ

    特性:不可視の拳
    テラスタイプ:水
    性格:意地っ張り
    実数値:189(108)-191(188)-121(4)-*-81(4)-143(204)
    水流連打・インファイト・アイススピナー・蜻蛉帰り

    HB:特化カイリューのテラス神速確定2耐え
    S:最速ドラパルト抜き
    A:余り

    調整はじゃすぽけさんのものをお借りしました。
    参考:【SVシングルシーズン10】 水流キョジドクガ【 最終2171 最終3位 】 - Another One Bites The Dust -
     武道熊師。初手に出して蜻蛉返りでテンポをとったり、水流連打を押して数的有利を積極的に狙いに行った。耐久に努力値を割いているおかげでHPが多少削れていても優秀なスイーパーとして機能してくた。相手の水の一貫を切るポケモン(井戸オーガポン、カイリューなど)をハバタクカミで倒す、あるいはテラスタルを切らせることで水流連打の一貫を作ること、相手のゴツゴツメット持ちに触れないようにすることを考えて動かしていた。鉢巻を持っていないにも拘らず、テラスタルを切った際の火力はすさまじかった。

選出

相手のパーティーに合わせて選出する。
ハバタクカミ+カイリュー or ランドロス +キョジオーンが一番多い選出。
相手にイーユイやサーフゴーがいたらイーユイを、パオジアンがいたらウーラオスの選出を考える。

重いポケモン

受けループ
ポイズンヒールグライオン
テツノツツミ

結果

画像

1日午前1時20分ごろの最高順位です。HOME更新を待たずに潜っていたのでHOMEの写真はありませんが、バトルデータベースで確認したところ1995くらいだと思います。

最終順位と最終レートです。最後まで1960~1920の間をうろうろしていました。

Supecial Thanks

ウーラオスをくださったユピテルさん
枠をしたら見に来てくれるみんな

最後に

 剣盾の途中から対戦を始めて3年半ほど経ちましたが、初めて高い順位帯で戦うという経験ができてうれしかったです。これからも対戦を頑張っていきたいと思います。(しばらくは卒論と引越しの準備があるのであまり触れないかもしれません、次やるときは社会人ポケ勢になっているかも。。。)
 なにか質問等あればコメントやX(@sakuya16-poke)までお願いします。